カミさんのルーミーですが、ディーラーオプションのドライブレコーダーが\70,000もするので、DIY で取り付けることにしました。

購入したのは評判の良さそうな“ コムテック ZDR035 ”です。前後2カメラで、昨今話題になっている“ アオリ ”対策として取り付けるつもりですが、フロントカメラの取付位置で悩んでしまいました。
“ アオリ ”を受けた時には“ 手動録画 ”の操作が必要になりますが、あまり大きくないカミさんの場合助手席側に取り付けると、ルーミーのフロントガラスの高さが高く、簡単には録画スイッチに届きません。かといって運転席側に取り付けた場合“ 道路交通法 ”に引っかかる可能性があるとの情報もあり、調べてみるとディーラーでの取付位置は助手席側になっています。

ダッシュボード中央にあるエアコン吹き出し口の“フードパネル”の上が、運転時の視界を遮らず良さそうなのでカミさんに打診してみると“中央部分の視界の邪魔になる”とのこと、私の場合は全く問題なかったのですが、私は身長が182cmあり157cmと背の低いカミさんの場合とでは(カミさん曰く-身長ではなく座高-との指摘もありますが・・・・・)視界がずいぶん違うようです。

なんだかんだで、最終的には当たり障りのない“フロントガラス助手席側”に設置することとなりました。

いざ取付

電源はフューズボックスから直接取るようにしますが、オプションで購入できる専用ケーブルが有りますが、ただのケーブルなのにビックリするほどの値段です。

付属電源ケーブル切断

付属電源ケーブル切断

 

そのためネットで実際にやっておられる方がおられましたので、標準でついてくる“ シガーソケット ”用のケーブルを加工して使用します。加工と云っても切断するだけですが・・・・・

まずは電源ケーブル加工の前に、シガーソケットに接続しておおよそのカメラの取付位置を決めました。フロントカメラの取付位置は、実際にフロントガラスに“養生テープ”で止め画面を見ながら決めました。リアカメラに関しては上部中央に取付け画面を見て取付位置を決めました。

リアゲート配線蛇腹

リアゲート配線蛇腹

 

最初はリアカメラのケーブル設置です。リアゲートとボディーの渡しは既存の“ 蛇腹 ”内を通し、出来るだけケーブルが目立たないようにしました。

この蛇腹にケーブルを通すのが思った以上に大変で、リアカメラのコネクタが付いたままではどうやってもコネクタ部が通らず、最終的には切断して通すことになりました。ケーブルを切断したついでに、コンパクトカーではケーブルが長すぎますので、1m程度の余裕をもたせて4m内外短くし取り回しを良くしました。
この部分だけで、なんだかんだで3時間以上の作業時間を使いました。

蛇腹の外し方は

配線蛇腹_外し

配線蛇腹_外し

 

両サイド共に接触分を剥く様にして蛇腹をコネクターから外す。

配線蛇腹_リアゲート側

配線蛇腹_リアゲート側

 

リアゲート側のコネクターを外す。

リアゲートに付いているコネクターを、止めてある3か所の内手の届く2ヶ所のロック部を押しながら引き抜く。知っていればコネクターとカップラーを分解して、ケーブルを通しやすくしておくと良いと思います。
また 分解することで、リアカメラのプラグが付いたままでもケーブルを通すことが出来る様です。

配線蛇腹_車体側

配線蛇腹_車体側

 

いよいよボディー側のカプラーですが、こちら側はケーブルを通すだけであればすんなりできますが、蛇腹を取り付けるときに外す必要がありますので、最初から外しておいた方が良いと思います。
こちらもカプラーを分解することで、ケーブルにカメラのプラグが付いたまま通すことが出来ると思います。
実際私もアダプターが取りついたまま蛇腹を付けようとしましたが、結局はめ込めずアダプターを外すことになりました。

ラゲッジルーム上部ランプ_取外し

ラゲッジルーム上部ランプ_取外し

 

天井に付いているラゲッジルームランプを外す。

天井内張_グロメット

天井内張_グロメット

 

同じく天井に左右2ヶ所止まっているグロメットとメクラブタを外す。

リアカメラのケーブルを出すために、リアゲートの盲ブタを外す。

 

 

ルーフと天井材の隙間から、カプラーを爪4か所で止まっているので、手の届く3か所をマイナスドライバー等で2つに分離する。(白とベージュの2種の部品)
ボディーに残ったカプラーの白い方は4か所の爪で止まっているので、手の届く3か所の爪を、マイナスドライバー等で押して浮かせ、3か所を浮かせた後内装外し等で引き抜く。

以上を行いケーブルを通した後元に戻すのですが、ボディー側のカプラーを分解せずに蛇腹のゴムを被せようとしましたが、被せることが出来ずそのためカプラを分解しました。最初から分解して置けばケーブルを切断せずに取付できたのに“後の祭り”でした。

(後から思えば他の方のやり方をよく読んでから、両側のカプラー分解等をよく理解して置けばよかったのにと思います。)

車体側蛇腹取付

車体側蛇腹取付

 

カプラーの白い物に蛇腹をしっかり被せる。(溝と引っ掛かりが有るので、しっかりと嵌っていることを確認する必要があります。)

車体側アダプター_内側より

車体側アダプター_内側より

 

ボディーに蛇腹に組み込んだカプラーを嵌める。

ルーフと天井材の隙間からカプラーのベージュの部品を入れて、上にある白い部品と組み合わせる。

作業後に見つけたのですが、この作業をする場合この2ヶ所のHPを見てから行うと、コネクタとカプラーを分解できる事が分かると思いますので、ケーブルを切断する必要が無いと思います。

          A)https://www.cockpit.co.jp/shop/kineiwa/diary/76317/

          B)https://www.taiyakan.co.jp/shop/kitamoto/tech/showcase/1140127/

リアゲート側アダプタ蛇腹取付

リアゲート側アダプタ蛇腹取付

 

リアゲート側は、コネクターを接続してゴムの蛇腹をしっかり被せた後、リアゲートにはめ込むだけです。

リアゲートからのケーブルは、助手席側の天井とサイドパネルの間に押し込み、ドアの部分はウェザーストリップと天井の間に押し込みながら、助手席側Aピラーまで通しました。

リアカメラのケーブルと電源ケーブルをAピラー内部に収めますが、Aピラーの外し方と、グローブボックスの外し方はこちらのHPを参照させて頂きました。

          http://syasoku.com/article/184703043.html

リアカメラ用のケーブルを短くしたので、Aピラー内部に収めるケーブルが少なくなったのは「不幸中の幸い」でした。
切り取ったケーブルは、結構品質の良さそうな”2芯シールド線”ですので何かに使えそうですし、電源ケーブルも2m弱切り取りましたので、こちらも何かの時に使うつもりです。

電源は標準で付いてくる“シガーソケット接続ケーブル”を切断し、フューズアダプタ(?)を使って、グローブボックス裏側のフューズボックスから直接取りました。

使用したフューズアダプタ

使用したフューズアダプタ

 

これが曲者で、初めは“低背フューズ用”を使おうとしたのですが、取付強度が足りず“ミニフューズ用”を使うことにしました。こちらを差し込んでみると、取付強度も問題ないようです。

若干大きくなりますが、フューズボックスには蓋もないことですし「問題ない」と判断しました。

電源を取ったフューズですが、最終的に常時通電(赤線)は「ACC (10A)_左 上から6番目」、ACC(黄色)は「P/OUTRET (15A)_中央 上から5番目」(若い人は知らないかもしれませんが、昔は標準だった”シガーライター”の事だそうです)から取り、アースはフューズボックスの近くにあった金属部に出ているボルトに共締めしています。

常時通電をACCフューズから取り出すのが間違っていると思われるかもしれませんが、テスターで調べてみると、キーOFFでもちゃんと12Vがかかっています。たぶんリレーか何かの上流に供給しているのではないかと思います。

付属のケーブルに付いているソケットを見ると1Aのフューズが入っていましたので、本来は1Aのフューズにする必要があるのですが、生憎手持ちが無く2Aの物を使っています。早いうちに1Aのフューズを手に入れたいと思います。

次にカメラの角度調整ですが、取説の「運転支援機能」のキャリブレーション方法に合わせました。

番外

百均「ドラレコ ステッカー」

購入したドライブレコーダーにはステッカーが入っていませんでした。
やっと”ドライブレコーダー”を取り付けたのですから、バカ野郎への”アオリ防止の警告”を兼ねて取り付けたいと思い、ネットで探すと\500-\1、000程度しています。カミさんの好きな”Snoopy”の物など\1、800もしていて、とても購入する気になりません。

追加購入_百均シール

追加購入_百均シール

 

いくら何でも高すぎるので、“もしかすると”と思い、近所の100均に行って見るとありました。
2種類見つけましたが、こちらを購入しました。

耐久性が心配ですが、\110ですのでくたびれてくれば張り替えればよいので「良し」とします。

以上で無事設置を完了しました。

今回使用した電源取り出しフューズアダプター

今回使用した“某国”ネットショップから入手したフューズアダプターについて補足させてもらいます。

但し そのままでは付いているケーブルが太く邪魔なので、加工して短くして使いました。

このアダプターですが、差し込む時には”A”側を上流部(フューズを外したときに電圧がかかっている方)に差し込み、””にもともとついていたフューズと同じアンペア数のフューズを差し込み、””に追加するフューズを差し込んで使用します。

ルーミーは本来“低背フューズ”なのですが、このタイプのアダプターを使ってみると嵌合が弱く不安でしたので、端子のピッチが同じなので、プログレで余っていた“ミニフューズ用”を試してみると、しっかりかみ合っていました。
もしこの手のアダプターを考えているのであれば、大きくなりますが“ミニフューズ用”が安心だと思います。

電源を取るのには便利な物なのですが、電極部の仕上げが悪くバリがひどく刺しにくいので、使用する前にバリを確認してヤスリ等で処理する必要がありました。コンセプトは良いのですが、この辺りが安物の安物たるゆえんでしょう。

作業してみて

家の場合、カミさんが必ず15:00-17:30内外に車を使用するため、2日に分けての作業になりましたが、素人でも紹介させて頂いたHPを見てイメージトレーニングをしていれば、3時間内外の作業になるのではないかと思います。(私は2倍近くかかりましたが・・・・・急がば回れですな)