コムスの航続距離を延ばす方法を考えてみる。

コムス / デッキ

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 コムスでちょっと遠くまで出かけたい時、どう考えても帰ってこれない距離の為、コムスで出かけるのを断念することがたまにあります。

 同じことを考える方も多いようで、皆さん様々と工夫されています。 ”充電ステーションでダウントランスを使って100Vにして充電する。”,”リチュウム系バッテリーに乗せ換えて充電する”,“ボータブル電源または発電機で充電する” 等々工夫されています。この中で安価で簡単そうなのが“充電ステーションでダウントランスを使って100Vにして充電する。”だと思います。

無い知恵をしぼってみる。_浅知恵でした。

 そこで様々調べてみると国内の充電ステーションの充電方式は“チャデモ”と“普通充電”が普及しているようでした。このうち“チャデモ(CHAdeMO)”は“直流急速充電方式”で利用するのは難しいと思い、“普通充電(SAE J1772)”に付いて調べていると、この規格に“AC レベル1”と云う規格があるのに気が付きました。「これはいけるかも!!」と調べていくと国内の“普通充電”は“AC レベル2”と云う規格で、単相200Vになっていて車両側から充電方式を選択する方法はないようです。

危ないとこでした。

 「はてさてどうしたものか?」と無い知恵を絞っていると、ふと「単相200Vで来ているなら単相100Vに変換すれば良いのでは?」と気が付きました。SAE J1772の接続規格を見てみると“PE”と呼ばれるアースが来ています。このアース(PE)と200Vの結線のうちどちらか片方から交流を取り出せば単相100Vが取れるはずです。「やったー!!」と思い自宅のエアコンで使っている200Vをテスターで調べると、確かに100Vが出てきます。
 但しこれだけの方々が苦労しているのに実行された方が見られません。自宅にはエアコン用に単相200Vが来ていますので、テスターで電圧を見ると100Vが取れそうです。試して見ようと思いましたが、強電の知識に不安がありますので、自宅の電源が落ちたらえらいことになります。ただでさえ“余計な事ばかりする”と思っているだろうカミさん(家の大蔵大臣で、一番権力を持っています。)が、電源を落としたら何と云うか想像できます。

 そこで電気工事士の資格を持っている友人に確認してみました。結果は“NG”でした。その友人にSAE J1772の資料を送り確認してもらったのですが、詳しい理由は難しいよう(私が弱電系の為)ですが“充電ステーション内の結線がどうなっているのか確認できないので何とも言えないが、結線によっては危険なことになる。”とのことです。
 詳しくは聞いていませんが、どうも電圧を確認するのと電力を取り出すのとはわけが違うようです。(追加で説明のメールが来て、PE端子のGNDは接地抵抗が大きく、大電流を流せないとのことでした。

 考えてみればたとえ“充電ステーション”で100V充電ができたとしても利用時間の制限があり、普通充電の場合は最大で1回90分のようですので、たぶん1.5kwh以下でしょう。コムスの駆動バッテリー容量は5.2kwhですから、途中充電で走行できるのは15km以下でしょうね。

 充電ステーションで充電したいのは「もしも」のためですので、ダウントランス(10kg内外)を積んでいくのもどうかと思いますし、金額は別として10kgでしたら今はやりの“LiFePo4”であれば72V 50Ahが追加でき、このバッテリーだけでほぼ50km走行できるはずです。

結論 _結局はバッテリーの追加搭載か

 回生ブレーキの吸収をどうするかの問題は残りますが、「コムスの航続距離を伸ばすには、素直に追加で“LiFePo4バッテリー”を追加搭載する。」のが正解かもしれません。 ちゃんちゃん

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