ルーミーの“オートアイドリングストップキャンセラー”を作ってみましたが、動作時間が設定したより短く作業時間が取れないこともありますが、未だ取り付けていません。色々と考えましたが、どうも時間設定のコンデンサーの容量が少ない可能性があり、時間設定用の抵抗を発注するついでに“マルチファンクションテスター”も発注しておきました。

マルチファンクションテスター T7

マルチファンクションテスター T7

マルチファンクションテスター T7

 

 発注した“マルチファンクションテスター”は“マルチファンクションテスター T7”と云う機種で、ツェナーダイオードの動作電圧が30Vまで測定できる物です。L・C・R・Vf・Vz・Tr・FET等が測定出来て個人輸入であれば\2,000弱で購入できる、コスパの良い物です。ただし 抵抗に関しては時間が掛かるのでテスターを使用した方が良いと思われますが・・・・・

 電子翻訳を使ってマニュアルを和訳してみました。LCRメーターESR_和訳

 操作はいたって簡単で、校正は1,2,3番の端子をショートさせスタートボタンを押すと自動で校正し、Vf ・Vz以外は各部品の足を別々の番号の端子に接続してスタートボタンを押せば測定出来るという物です。おまけに充電バッテリーが内蔵されていて起動性もあります。精度が云々との意見もあるようですが、アマチュアが使う範囲であれば問題のないレベルだと思いますので、ジャンク部品を使うときや、大陸から購入した部品のチェック等使ってゆくつもりです。

使ってみて

 さて 今回購入した10uFのセラコン等を調べてみました。

 最初は秋月さんで購入した10uFのセラコンを測定してみます。10個測定した結果はこのようになっていて、さすが日本品質です。それに比べて、中華製はばらつきはそれほどでもないのですが、設定値に対し±20%には入っていますが、中心値が外れているのが分かると思います。
 コンデンサーは安心の為、日本製を選択した方が良さそうです。

ムラタ 10uF 測定数9ケ:Ave.=10.12,σ=0.12,+3σ=10.48,-3σ=9.76
中華製 10uF 測定数96ケ:Ave.=8.64,σ=0.17,+3σ=9.15,-3σ=8.13
中華製 0.1uF 測定数10ケ:Ave.=0.106,σ=0.007,+3σ=0.125,-3σ=0.086

 その他購入してあったツェナーダイオード12v・13v・15vのVzと1N4148のVf及びBC556のVbeの測定結果を下記に記録しておきます。他に正確な測定器が無いので比較できませんが、絶対測定としては??ですが、相対測定としては使えると思います。
 以下の測定結果は全て中華製の物です。

ツェナーダイオード 500mW

12V:測定数=102ケ,Vz平均値=11.87V,σ=0.167
13V:測定数=97ケ,Vz平均値=12.94V,σ=0.264
15V:測定数=100ケ,Vz平均値=15.19,σ=0.143

高速スイッチングダイオード 1N4148:測定数=94ケ,Vf平均値=0.529V,σ=0.00294

PNP Tr BC556B:測定数=96ケ,Vbe平均値=0.638,σ=0.00192