3年以上常用しているノートPCのキーボード“pg up”キーが利かなくなってしまいました。ゴミでも入ったのか押した感じに違和感があります。ゴミでも入ったのかと思い取り外そうとした所、変に力が入った様で壊れてしまいました。
 キースイッチは利きますし、中を見ても引っかかるような大きなゴミは見当たりません。PCを逆さまにして、裏をたたくと、結構大きなゴミが落ちてきました。たぶんこれがキーのパンタグラフに引っかかっていたのでしょう。
 “pg up”キーはそんなに使わないだろうと思っていましたが、いざ使えないとなると結構不便なもので、修理に出そうと思いネットで調べてみると\25,000程度かかるようです。この価格なら程度の良い中古が買えてしまいます。海外では自分で直すのが一般的なのか“メンテナンスマニュアル”が入手できます。英語ですが、図が多いのでそれほど苦労はしなくても済みそうです。

 早速Googleで検索してみると結構ヒットしましたが、値段はピンキリで中には\15,000内外の販売価格になっている物もあり、安い物は某国からの発送で時間が掛かることで却下です。
 某オークションを見ていると、送料込み\2,000以下で入手できそうです。早々に即決で落札し、翌々日には入手できました。

純正のはずのキーボードが・・・・・(取付枠が付いて無い!!)

 しかし何か変です。そうです“外枠”というものが付いていません。まっ 取り外して付け替えればよいのだろうと安易に考えキーボードを取り外しました。取外しは思っていた以上に簡単でした。

分解方法はメンテナンスマニュアルの“図”を見て行いました。
方法は

・ バッテリーを外す。
・ 電源ボタンを長押し(10秒ほど)して、確実に放電させる。

・ PCの裏側にある“キーボードの絵”が描いてあるところのネジ2ヶ所を外す。

キーボード取外し_1

キーボード取外し_1

 

・ キーボードの前の隙間に薄い板か爪を入れ、手前方向にずらす。

キーボード取外し_2

キーボード取外し_2

 

・ キーボードがずれたら上に持ち上げる。
・ 上に持ちあがったら前にずらす。

・ キーボードとPCを繋いでいるPC側のフラットケーブルコネクターのラッチを持ち上げ、フラットケーブルを外す。

以上です。

 キーボードの付いていた裏側は埃だらけでしたので、ザっと掃除をしました。が キーボードの裏側は一面シールされており“外枠”の外し方が解りません。

外枠が加工してある

外枠が加工してある

 

 後でPPテープでシールすればよいと無理やりシールをはがすと、何と“キーボード”と“外枠”はピンで融着されていて、外すことが出来ません。


 シールテープをはがした後のキーの裏側には結構な量のゴミが入っていて、このままでは他のキーもそのうち利かなくなってしまいそうです。

 それにしても、確かに“純正”かもしれませんが、取付できない物を販売するのは“如何なものかと”です。メンテナンスマニュアルを見ても、“外枠付き”にはパーツナンバーが付いて、“外枠無しのキーボード”は載っていません。ということは外枠無しのキーボード”は本当の意味では“純正部品”ではないはずです。
 グダグダ考えていてもしょうがありませんので、ひとまず“pg up”キーを交換し、再度某オークションで“外枠付き”のキーボードを落札しました。まっ 2つで送料込み\4,000ですから・・・・・今後キーボードに不具合が出たときに、部品取りとして活躍してもらうということで・・・・・

正規のキーボード入手で一件落着

 落札した“外枠付きキーボード“が到着しましたので、再度キーボードを外して取り替えました。
感想は”全て動作するのは気持ちが良い“です。おまけに3年間使って特定のキーがテカッテきていましたが、”新品“になりました。
 あくまで”気ーは心“ですが、”じさま“としては大満足です。
(私の使い方ではこの程度のPCでなんの問題もありません。後10年は大丈夫かとも思っています)

 

 ※ メンテナンスマニュアル:ここにあります。

 さすがアメリカ。出来ることは自分でやる、これがDIYの真骨頂でしょう!!それにしても、慣れていれば10分もかからない作業がこの価格、何なんとかなりませんかね・・・・・