ジャンクで入手したEOS D60用のレンズ「シグマ Zoom 28-80 macro」ですが、AFが動作しないため修理しようと開けてみると、AF駆動用のプーリーベルトが無くなっていました。
AF駆動用プーリーベルト
いろいろと調べましたがベルトの情報が見つかりません。しょうがないのでノギスと気合で線径1mm,内径15mmとあたりを付けて、○ゾンで5種類ほど発注しました。さすが日本です、翌日には入手できました。
正解は線径1mm 内径14.5mmのようです。内径14mmではテンションが強すぎモーターが動かず、内径15mmでは滑るようです。
修理・分解手順
AF駆動系までアクセスするには、ネジを3種9本外すことでアクセス出来ます。但しねじ込む部品が樹脂製ですので、締めこむ時には気を付けてください。
ご存知かとは思いますが、ねじ込む際に一度逆方向にネジを回し、カックとした所から締めこむとバカになりにくいので、そのようにしてください。このことでタッピングの入る位置を同じにできます。
AF駆動用プーリーまでたどり着くために外す部品は2(3)点です。
橙色のネジ3本を外し、部品1を外します。
2から接点を外すため、横にあるネジ2本を外します。
黄色のネジ4本を外し、部品2の2点を外します。
使用したO-リングは線径Φ1mm x 内径Φ14.5mmで、内径Φ14mmではモーターが動けず内径Φ15mmではスリップしました。諸兄の書かれているページで紹介されている純正プーリーベルトは四角なので、微妙な処です。
プーリーベルトをかけ終えれば、分解と反対に組み立てて完成です。
結果は残念
プーリは動く様になりましたが、残念ながら中でギアが欠けているようでAFが利きません。このレンズはMF用専用にして、別のレンズを入手することにします。