台所の蛇口から水の出が乱れたり、シャワーが荒れるときには内部の網に砂等のゴミが悪さをしています。そこで分解掃除をすることになりますが、各社それぞれになりますが、我が家の蛇口はほぼほぼ樹脂で構成されていて、無理やり分解すると壊してしまう恐れがあるため、その分解方法を「健忘録」として残しておきました。

 我が家のシステムキッチンは「タカラ」ですが、蛇口はどうも「TAKAGI」のJAWAWA「IK2506-1465」という物のようです。(蛇口の根元に表記が有りました)

分解手順

 まず蛇口の先端部を取り外します。外し方は元を抑えてCCW(反時計方向)に回して取り外します。

 取り外した後、中心部(水がまとまって出るところ)を厚めの樹脂板(私は物差しを使いました)等でCCW(反時計方向)に回して取り外します。

 次にシャワーが出るとことを外しますが、これはプラスのタッピングビス一本で止まっています。

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中心部分解_01

 

 中心部の分解方法は、水の出る方向からゆっくり指で押してステンレス製の網を取り出します。ステンレスの網は4枚で構成されていました。水の入ってくる側にある樹脂の押さえには方向がありますので、組立時に間違わないようにしておいてください。

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中心部分解_02

 

 この網4枚及び押さえの樹脂をきれいにします。我が家は「地下水」ですので、砂が悪さをすることが多い気がします。(何ということでしょう。我が家には水道が来ていません。水道整備率は95%とのことですので、残りの5%のようです・・・・・)

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周辺部分解_02

 

 次にシャワー部を分解します。ここはO-リングを使ったはめ込みですので、カッターナイフの刃等を使ってこじって分解します。

 シャワー側にステンレスの網が一枚入っていますが、シャワーの穴に「つまようじ」等をあちこちの穴に刺して、少しづつ押し出して取り出します。

 折角ここまでやりましたので、全て分解して水洗いの後水垢等を洗い流しておきます。O-リングの入っている溝や嵌合部は念入りに洗っておきます。長期間分解掃除をしていない場合は「クエン酸」等を使うと、析出しこびりついた石灰質が取りやすくなります。(私の場合、どうせ後できれいにするので、浴槽掃除洗剤で洗っていますが・・・・・)
 ゴミや水垢等の汚れを取った後きれいに真水で洗い、分解と逆の順番で組み立てて完成です。

組立

 ここで「タッピングビス」ですが、ただ単にねじ込むと樹脂の穴がバカになりますので、ねじ込む前に一度CCW(反時計方向)に回して、「カック」と入る感触があったところから締め込むようにするといくらか安全です。

 組立てた蛇口を取り付け水を出してみると、見事にきれいなシャワーが復活していました。

 もし 自宅の蛇口の出がおかしくなっている方は、一度挑戦されてみるのもいいかもしれません。真直ぐにまとまってシャワーの水が出ると気持ちが良い物です。