遅まきながらミニリフロープレート(?)を購入しました。AliExpesで送料込み$10.36で売られているのを見つけて購入したのですが、ここのところの円安で\1,600程度になります。使用電源が65W以上のUSB-CのPDが必要とのことですが手持ちがないため、少々眉唾物ですがこれも同じくAliExpessで120W 6Aと謳っている電源をケーブル付きで送料込み$3.29も発注しておきました。
ここのところAliExpesの納期が異様に早く、11月4日に発注したのですが、G3061は三日後の11月7日、電源に関しても11月10日には届きました。特に$10以上の品物に関しては航空便を使っているようです。
さて最初に届いたミニリフロープレートですが、〇ゾンで売られている同様な物の口コミを見てみると「振るとカラカラ音がする」・「電源を入れたとたん煙が出て壊れた」等が散見されます。大陸製品あるあるですので、電源投入前に一度分解して内部を点検してみました。やはり真鍮のキリコが一部のICの足に付いていてブリッジしてました。また後付けのリード線のはんだにフラックスが付いていて気になりましたが、洗浄は難しそうでしたので動作確認後洗浄することにして、刷毛で基板のチリやキリコを除くだけにして再組立てしました。
組み立て後気が付いたのですが、USB-Cの部分がケースと合っておらず一部ケースに隠れています。プラグを指してみると差し込めはするのですが、基板に負荷がかかると思われますので、後程基板洗浄時に修正することにします。
G3061 Manual 付属で説明書が入っていたのでpdfで載せておきます。
G3061 マニュアル和訳 またGoogleで翻訳したものに私が加筆したものも載せておきますので、必要な方はお使いください。
遅れて着いた電源ですが、これも大陸製ですので不安はありますが、簡単には分解できなかったため恐る恐るG3061につないでみましたが、電圧が5Vしか出なくやはり使い物になりません。試しに息子から借りたApple純正のPD電源で試してみると20V供給されています。
使用前に
仕方がないので実験用の安定化電源を使ってG3061のデーターを採ってみることにしました。
最初は過熱プレートの焼き出しのため150℃で10分、270℃で5分加熱しておきました。この時過熱プレートがひずむはずですので、過熱プレートの止めねじを緩めています。
最初は結構煙と臭いが出ましたが、4回ほど270℃の過熱を繰り返すとなんとかなりましました。が 最後には温度センサーが取れてしまいました。温度センサーを止めているコーキング剤の質が悪いのでしょう。仕方がないのでひとまず手持ちの耐熱テープ(ポリイミド)で仮止めしておきました。早いうちに何とかしないといけなそうです。
動作確認
手持ちの秋月さんの“AE-LOGGER”を使い、温度はK熱電対+アンプ、消費電流を見るため0.1Ω/3W(実測値 0.12Ωでした)の金皮抵抗を電源アースに入れています。
- G3061 昇温特性
- G3061 降温特性
温度データーは、過熱プレート外周部・ケース内部・室温の3点を見てみています。G3061の設定温度は使用するであろう最大温度の260℃です。
結果は、200℃までの昇温時間が約1分30秒、250℃までの昇温時間は約3分 低温時の温度がいまいちですが、必要な高温時は数度の誤差のようですし、表示温度が低温では高めに表示されますので安全性はありますので結構使えそうです。ついでですので自然放熱の時の降温特性についても載せておきます。
消費電流は電源を20V / 3.5Aに設定しておいて最大で3A強でしたので、65W以上の電源が必要なようです。
今後の予定
今後これらを基にこのヒートプレートの使い勝手を良くしていきたいと思います。