リビングに設置してある30cmハイトキューブは設置してからすでに2年がたち、底床に汚れが目立ってきたので掃除することにしました。低床材や水槽の掃除も終わり再設置したところ、エアーの出が悪くほとんど機能していない状態になっていました。

 ユニット交換をすればよいのですが、近所のホームセンターでは取り扱いが無く、通販で購入するとしても送料を入れると結構高価になりますし、早くても翌日の入手になります。ネットで調べてみると分解掃除で何とかなりそうなので、挑戦することにしました。

分解・清掃

 分解は裏のネジ4本を外すものでした。いろいろな物があると思いますが、それほど複雑ではない物と思います。

 ポンプユニットを分解すると結構汚れており、弁が汚れで機能しなくなっているようです。エタノールで汚れを落としてみると、汚れの原因はフェライトの粉末によるものの様でした。養生テープでフェライトの汚れ(フェライト粉)を取り、再組立てをし無事復活しました。

今後の課題

 弁はあまりきれいになりませんでしたので、近々に0.5mm厚のシリコンゴムシートを入手し、再度分解交換する予定です。マグネットが弱くなるのでユニットごと交換する方が良いと書かれてあるサイトがありますが、ことフェライトマグネットに関しては保持力が強く、あまり減磁の心配はないと思われます。\1,000近いユニットを交換するより、簡単・安価な逆止弁を交換する方が効率が良いと思います。家にはまだ数点のエアーポンプがありますので、分解清掃&逆止弁の交換をやってみるつもりです。

e-AIR1000Sを代用逆止弁で修理(TO-220放熱用シリコンラバーシート)

e-AIR 1000S

e-AIR 1000S

 

 先日修理したe-AIR6000WBに続いて、弱くなった古いe-AIR1000Sを修理してみました。

 まず裏側の2本ネジを外し分解します。内部のポンプユニットは本体にねじ止めされてはいなく、はめ込まれているだけですので、マイナスドライバー等でゆっくりこじって外します。

 裏側の逆止弁はゴム栓をこじって外すと現れます。分解してみると「逆止弁_1」の片側が剥がれて2枚になっていました。厚みは0.3mm程度のようです。

逆止弁とシリコンシート

逆止弁とシリコンシート

 

 色々調べてみると、釣りの疑似餌に使う「タイラバ自作用シリコンラバー」が良さそうですが、近所の釣り道具屋では見つけることが出来ませんでしたので、自宅で何か代用できる物が無いか探してみると「TO-220放熱用シリコンラバーシート」が厚さといい硬さといいちょうど良さそうです。


 ハサミやデザインナイフで切出してみましたが、余りにも小さく私の腕では思ったように切出せません。この際思い切って形にはこだわらず機能すればよしとし、幅4mm弱の長方形に切った物を使ってみます。逆止弁は吸気・吐出用の2ヵ所を交換しました。
 

 α-120のポンプユニットも分解してみましたが、JEXのe-AIRシリーズは逆止弁の交換がやりやすいと思います。e-AIRシリーズはネジを外すことでユニットを完全分解できます。

 はたしてどのくらい持つのかわかりませんが、とりあえず問題なく動作しています。連続運転でリビングの水槽用に使ってみますので、壊れた時点でまた報告します。耐久性に問題なければ、他のエアーポンプにも使えそうです。安価に復活するので、コストパフォーマンスは最高の物になるのではないでしょうか。