急に冷え込みがきつくなり、最後の一匹になった「ホウネンエビ」の動きが鈍くなったので、急いでヒーターを作りました。(2018.11.13)
シートヒーター利用の理由と考慮した点
飼育方法から考えて、一般的なヒーターでの加温は適さなさそうですので、シートヒーターを使って、水槽底面より加温するようにしました。
初めての方法のため、色々と考えヒーターと水槽水の2点で温度管理をするようにしました。一般的な水中投入ヒーターの場合、「水」を直接加温するため結構高温になり、加温時ヒーターの温度は100℃近くまで上がるようです。シートヒーターはそこまでは上がらないと思いますが、水槽に使われている接着剤に良くないでしょうし、水温の変動が激しくなると考え、ヒーターの温度を抑えるようにしています。
ヒーターの温度は24-30℃で制御し、水温は22-24℃で制御してみます。このためサーモスタットは2台使っています。
シートヒーター結線方法
サーモスタットとヒーターの結線は次のようしました。この結線方法をとると、両方のサーモスタットがONしなければヒーターはONになりません。
ひとまずの設置のため、温度実験用に使っているサーモスタット「HM-W1209」という安価な物を改造して使っています。
最終的には「W2809」または「STC-1000」を使ってケースに入れる予定です。あちこちで安価に購入できますが、ほとんどの物は電気用品安全法、いわゆるPSE表示がされていませんので、使用する場合は自己責任であることをお忘れなく。
シーヒーターは安価に売られている「□280×200 14W」を使い、キャンプ用マットで保温するようにしました。
温度校正方法
サーモスタットの温度校正ですが、校正済み棒温度計の測温部に輪ゴム等で接触させ、しばらく置いて安定したところでサーモスタットの温御補正を行いました。棒温度計は氷点で校正してあり氷点が-0.2℃を示すものです。
動作光景ー1が「シートヒーターOFF & 水温ON」、動作風景ー2が「両方ON」の状態です。
まだ試用期間が短いのですが、室温17℃で22℃内外に制御できていますので、しばらく様子を見て見ます。
※ 残念ながら保温するのが遅かったのか寿命だったのかわかりませんが、2018.11.15最後の一匹が死んでしまいました。早々に底床を処理して、再度孵化実験を行う予定です。処理の間にサーモスタットを作り直します。